2004.06.07

「21グラム」魂を描く異色作!

 「21グラム」(ギャガ)は、人間の魂に課せられた罪の重さを問うヒューマン・ドラマです。ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロという、今最も注目される3人の共演が大きな話題を呼んでいます!!

 「21グラム」とは、人間の魂の重さを意味しています。罪や奥深い感情と魂の繋がりを描くという点が、この作品をまれに見る出来映えに仕立てました!魂を霊魂と結びつけて描くことはよくあります。「ゴースト~ニューヨークの幻~」などがそうですね。あの幽霊たちは皆、21グラムなのだろうか?SF映画にも、魂の存在を感じさせる作品はたくさんあります。「コンタクト」のラストで、ジョディ・フォスターがワームホールを旅するシーンや、「2001年宇宙の旅」のラストでボーマン船長が老いてゆくシーンなど。霊魂なる存在を、映画はクラシックの時代から描き続けてきました。

 「21グラム」は、過去に類のない“魂もの”映画といってよいでしょう。現実的な観点から、魂の存在を考えさせてくれます。チョイト重たい作品ですが、“魂もの”が好きな人には見ておいてほしい作品ですね。

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2004.04.01

「パッション」その苦しみに耐えられるか!

 「パッション」(日本ヘラルド)は、イエス・キリスト最後の12時間と復活までを描いた作品です。アメリカでは、賛否両論の話題を投げかけたものの、2月に公開され大ヒットとなっています。その勢いは今だ止まりません!
 監督は「マッドマックス」「リーサル・ウエポン」のメル・ギブソンです。今回の作品のため、約27億円の私財を投じたそうな。(できるものならやってみたい!!!)そういえば、「サイン」では自ら捨てた信仰心を再生する牧師を演じ、「ブレイブハート」では拷問にかけられて処刑される主人公を描くなど、「パッション」製作に繋がるものを感じます。
 イエス・キリスト最後の12時間は苦しみと痛みに満ちています。この場面を描いた作品は「ベン・ハー」「最後の誘惑」など、過去にも数多くありました。しかし、ここまでリアルに、そして生々しく描いた作品はありません。強烈です!映画の後半は、鎖で繋がれ、拷問用のムチで全身を打たれ、ボロボロの体で十字架を担ぎ、丘へ登っていくシーンが延々と続きます。これだけの苦しみと痛みを背負いながら、“彼らをお許しください”と呟く姿には、心が揺さぶられました。あの苦しみに比べたら、自分の今のつらいことなど何でもありません。ある意味、大きな希望を与えてくれる作品といえるでしょう。

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 「パッション」関連記事はこちら

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2004.03.26

「21グラム」魂の重さの真相は?

「21グラム」は、ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ主演、人間の罪の重さを問う作品です。三人の熱演が、我々を深い人間ドラマへと引きずり込みます。
 タイトルの「21グラム」とは、人間が死んだ瞬間に軽くなる重さのこと。すなわち魂の重さのことを物語っています。
 私も以前、このことは何かの本で読んだことがあったのですが、改めて調べてみました。21グラムの由来は、1907年にマサチューセッツ州で行なわれた実験によるものです。ダンカン・マクドゥーガル博士が数年に渡って、人間の死の瞬間の重さを計ったそうです。ただし、今から100年前のことなので、ハカリの精度にもムラがあり、実験結果は人によって異なり、14グラム~35グラムまでに至ったそうです。で、その平均が21グラムとか。結構いいかげんな数字です。
 ちなみにこの人、犬についても同様の実験をしており、犬の場合は重さに全く変化がなかったそうな。結局、研究成果を発表したものの、信憑性の低さから、学術的には認められていません。
 魂の重さは、他にも2グラムなど諸説があり、まだまだ謎です。心と体は別とは思いますが、魂に重さがあるとは思えないのですがね。さてさて、「21グラム」を見てあなたはどう思うでしょうか。

 「21グラム」関連記事はこちら。トラックバックもご参照ください。

 いよいよ6月5日公開です!

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