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2004.10.31

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ハロウィンに見る喜び!

 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス デジタル・リマスター版」(ブエナビスタ)は、ストップモーション・アニメで描かれる、ファンタジー・ミュージカルの傑作!「ビッグ・フィッシュ」(04)のティム・バートン監督が生み出した、奇妙なキャラクターたちが歌い、踊ります!!

ハロウィンを題材にした物語。
なので、ハロウィンの休日に、ナイトメアーグッズを携えて見に行ってきました。
他にも、黒とオレンジのハロウィン風衣装の方など、場内にはナイトメアー・ファンがウヨウヨいましたよ!
ハロウィンの日に、この作品をスクリーンで見る。
ファーストシーンの音楽が流れただけで、言い尽くせぬ喜びを感じました!!

76分という短い作品なので、ティム・バートンの初期短編作品が先に上映されます。

ひとつは、少年が死んだペット犬を電気で甦らせる、「フランケンウィニー」(84)という30分弱の作品。
「シャイニング」(80)で悲鳴をあげていたシェリー・デュバルと、「ホーム・アローン」(91)のオッチョコチョイ泥棒の大きいほうを演じたダニエル・スターンが、少年の両親を演じています。
少女時代のソフィア・コッポラも登場します!
ホラー映画の古典的作品「フランケンシュタイン」(32)を踏襲した展開で、「シザーハンズ」(91)の原点とも言える作品です。
10年前の「ナイトメアー~」初公開時にも、同時上映されていました。

もうひとつは「ヴィンセント」(82)という約6分の作品です。
「フランケンウィニー」より以前の作品で、ホラー映画の名優ヴィンセント・プライスに思いを馳せて生まれた、空想癖の強い少年の物語。
なんとナレーションをヴィンセント・プライス本人が担当しています。
(ジョニー・デップの出世作にもなった「シザーハンズ」で、ハサミ男エドワードを生み出す老科学者を演じていたのも忘れがたい!)
この作品の一般劇場公開は、今回が初めて!

3本のティム・バートン作品を楽しめるのが、今回のリバイバル最大の見どころですね。
恐怖心が恐ろしいモンスターを生み出す、というバートンワールド特有のメッセージがはっきり感じられました。
ほとんどの人がコワイ!と感じるものを、不思議で個性的&魅力的だと感じたバートンの感性が、数々の名作を生み出したわけです。

ハロウィンが近づくたび、見たくなる作品たちです。
ちなみに「ナイトメアー~」の監督はヘンリー・セリックで、バートンは製作・原案&キャラクター設定を担当しています。

字幕版の上映館&上映時間はこちら。
 大阪・関西地区
 東京・関東地区
 名古屋・東海地区
 北海道地区
 九州地区

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「隠し剣 鬼の爪」清兵衛はどこだ!

 「隠し剣 鬼の爪」(松竹)は、「たそがれ清兵衛」(02)の山田洋次監督が再び時代劇に挑んだ作品!永瀬正敏吉岡秀隆松たか子を主演に向え、若侍の友情、身分の異なるなどが、みずみずしく描かれます!

時代は幕末、現在の山形県にある、海坂藩が舞台です。主人公はお城に勤める下級武士たち。永瀬正敏演じる片桐は、同じ門下生だったを討たなければならない、という藩の命令を受ける状況に追いこまれていくのだが・・・。といった物語です。

って、あれれれれれれ?
それって「たそがれ清兵衛」じゃないの?と思わずにいられない展開にビックリです。
時代も場所も同じなので、どこかに清兵衛がいるのでは?と探してしまいましたね。
「たそがれ」と二本立てで見れば、まるで「寅さんシリーズ」を続けて見たとき同様の、“ストーリーぼけ”を起こしてしまいそうです。

とはいえ、48作もの「寅さんシリーズ」を生み出した山田洋次監督作品です。
ユーモアにあふれています。
そして、雪がとけて水が流れる、畑を耕す、収穫を調理する、などの自然と共生していた時代の生活音に、すごくホッとした気分にさせられました。
いつものことながら、細かな生活感にこだわることで、山田監督の作品世界は組みたてられていきます。

「たそがれ清兵衛」と似ているからつまらない、ということはありません。
同じ世界観のなかでうごめく、新たな考え方を持った人達の姿を、優しい山田タッチで描きます!
恋愛戦術など、物事が大きく転換しようてしている時代に精一杯生きようとした、若き男女の物語なのです。
従順な娘を演じる松たか子が美しく、ドキドキしちゃいました。

“隠し剣 鬼の爪”とは、主人公が剣の師匠から授かった秘剣のこと。
ほんの一瞬の必殺剣だから、見逃さないようにね!!!!

10月30日より公開中!!

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2004.10.29

「ハウルの動く城」生きがいを見つける少女の物語!

 「ハウルの動く城」(東宝)は、90歳の少女ソフィーが魔法使いハウルに出会い、生きる歓びを知る物語です。9月のベネチア国際映画祭で“技術貢献賞”を受賞した、スタジオジブリ宮崎 駿監督による最新作です!!

いよいよ11月20日の公開日が迫ってきました!
公式ホームページもリニューアルされ、より具体的なストーリーが紹介されています。
こんな物語です。

なにをしたいかわからない少女が、あることをきっかけにして、生きがいを見つけていく物語のようですね。
主人公が、生きる力をつけていくという点で、「千と千尋の神隠し」(01)と共通するものを感じます。
モノ情報に満たされすぎて、自分の本当にしたいことは何かわからない人が増えている時代です。
争いごとも世界中で絶えません。
“それでも世の中っていうのは捨てたものではないよ”という宮崎監督のメッセージが聞こえてくる気分になりました!

倍賞千恵子木村拓哉、主演ふたりの声が流れる劇場予告編もスタートしています。
主人公ソフィーを演じる倍賞千恵子が美しい!
全身で演技をしながらセリフを語っている姿が目に浮かびます!
谷川俊太郎作詞の主題歌「世界の約束」も歌っています。
こんな詩です。

予告を見る限りでは、「千と千尋の神隠し」ほど、多彩なキャラクターは登場しないようです。(「千と千尋」では、お湯屋の風呂につかっているヒヨコたちが、なんとも気持ちよさそうで大好きなキャラでした)
それでも、強烈なオババ風キャラやまっくろくろすけ風キャラなど、宮崎作品の名脇役的なキャラクターが楽しめそうですね!

公開まであと約3週間!
やっぱり見逃さずにはいられません!!

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2004.10.28

「TUBE チューブ」映画製作への支援がスゴイ!

 「TUBE チューブ」(松竹)は、地下鉄を乗っ取ったテロリストと刑事の戦いを描いた、コリアン・スペクタクル・アクョン
巨大爆弾を仕掛けられた地下鉄が、乗客を乗せて時速200kmで爆走します!!!

舞台の大半は地下鉄で、空港も登場するアクション巨編なのですが、映画製作を支援する体制が半端じゃありません!!
オープニング10分間の銃撃シーンを撮影するため、金浦国際空港を5日間にわたって完全封鎖しました。
営業停止となるところには、当然それなりの補償もされているのでしょうが、日本では考えられませんね。

地下鉄も通常運行終了後、映画撮影のために電車を惜しみなく動かし、中枢部分となる運行システム制御センターまで公開されたとか。

まさに国家規模の支援といってよいでしょう。
韓国映画の娯楽作品はダイナミックリアリティーに富んでいますが、その秘密のひとつがこの支援力にあります!

あわせて、細部までリアルに再現した地下鉄車両のセットと視覚効果を交え、映画のテンションは上がりっぱなし!!
狂気のテロリストvs殺された恋人の復讐を誓った刑事
人質は1300万人のソウル市民!!

「TUBE チューブ」は、スピード感あふれるサスペンス・アクションです。
11月6日公開!
劇場情報&予告編は、公式ホームページから。
メイキング映像ミュージックビデオも楽しめる充実ぶりですよ!

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2004.10.27

「エイリアンvs.プレデター」エイリアン生みの親が!

 「エイリアンvs.プレデター」(フォックス)は、現代SF映画を代表する2大キャラクーが激突する、ファン待望の作品!凶暴なエイリアンが勝つか!狩猟戦士のプレデターが勝つか!
このバトルは見逃せません!!
予告編はこちら公式ホームページから。

 舞台は南極大陸の氷の下に発見された、謎のピラミッドプレデターは戦士として成長する儀式のため、エイリアンと戦っており、そこへ人間が巻きこまれるといったストーリーです。

 このストーリー作りに参加しているのが、ダン・オバノン
「エイリアン」(79)第1作目の原案を書いた脚本家、つまり生みの親です。
もともと、自分自身で低予算によって監督しようとしていました。結局、「48時間」などのウォルター・ヒル率いるプロダクションで製作され、20世紀フォックス配給によって世界的大ヒット

 オバノンは特に80年代、SF&ホラー映画で数々のヒット作の原案・脚本を担当しました。
「ゾンゲリア」(81)「バタリアン」(86)「スペースバンパイア」(86)「トータルリコール」(90)などなど・・・。
SF映画好きの私はいずれも、オバノンの名前を見つけただけで“これは見なければ!”と気合が入ったものです。
(オバノンっていう名前も可愛いですよね)

90年代後半以後、彼の名前を見かける機会が少なく、今回スタッフとして参加しているのには小躍りしたくなりました!!
名前だけで期待を抱かせてくれる脚本家は、それほど多くはないですから。

早くも関連フィギュア&グッズが続々発売され、金欠の私には嬉しい悲鳴が続いてます。
公開は12月18日!
この対決もシリーズ化してほしい!!!!

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「エレファント・マン」衝撃と感動を再び!

 「エレファント・マン(ニュープリント版)」(ザジフィルムズ)は、今や鬼才と言われるデヴィッド・リンチが、その才能を世界に知らしめた1981年日本公開の名作です!
19世紀のロンドン、その特異な容姿ゆえ、不遇な道のりを歩むこととなった男・ジョン・メリックの生涯を描きます!

今回、作品生誕25周年ニュープリント版として公開されます。
最近のリンチ監督作品では考えられないことですが、1981年の公開時は空前の大ヒットでした。「スーパーマン」「007」の大ヒットシリーズ作品を押さえ、年間興行収入第一位を獲得しています。

私も当時高校生でしたが、とにかく“あの袋の中の顔を見てみたい!”という気持ちが強かったことを覚えています。(その興味本位を募らせる宣伝もうまく、袋をかぶって「エレファント・マン」ごっこをする子供まで登場しました)

elephantman_sub02.jpg
(この袋の中の顔を見たかった!)

で、映画を見ると、衝撃と涙に包まれたドラマだったわけです。
持って生まれた体のために、思い通りにならないツライ人生を歩むものの、ほんの小さな生きがいを見つけたことで、安らかに人生を全うしていきます。
そのやりきれない人生の過酷さと、実にピュアな心を取り戻していくジョン・メリックの姿に涙が止まりませんでした!

この作品で初めてデヴィッド・リンチの名前を知り、映画ファンたちは一気に注目しましたね。その後、独自のリンチ・ワールドを築いていくわけですが、その原点はやはり「エレファント・マン」でしょう!
リンチとしては珍しく、スタンダードな手法で正攻法に作り上げた、最大のヒット作なのですから。

elephantman_main01.jpg

もうひとつ当時驚いたのは、プロデューサーがコメディ&パロディ作品を専門に作り続けていた、メル・ブルックスだったということです。お笑い畑だとばかり思っていた人が、突如このような涙を誘う作品をプロデュースすることに、びっくりしました。
ブルックス夫人で女優のアン・バンクロフト(「卒業」のミセス・ロビンソンですよぉ!)は、最も重要な役で出演もしています。
デヴィッド・リンチを発掘したという点で、メル・ブルックスの功績はかなり大きいですね。

11月20日より 銀座テアトルシネマ、池袋テアトルダイヤにてレイトロードショー
テアトル梅田 他全国順次公開 
前売券など、詳細はこちらから。
予告編はこちら公式ホームページから。

あの感動に再び出会えることがウレシイです!!!

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2004.10.25

「スカイキャプテン」なんだかレトロ風味SF!

 「スカイキャプテン -ワールド・オブ・トゥモロー-」(ギャガ)は、ニューヨークに突如現れる巨大ロボット軍団戦闘機チームの闘いを描くSFドラマ!しかも時代は1939年です。レトロ風味デザインのロボットにゾクゾクします!

全編にモノクロっぽいCG映像を駆使した、不思議なテイストの予告編に驚きました!
1950年代の、いわゆる“空想科学映画”というジャンルが存在していたころの手触りですね。
最新作なのに懐かしい!

また、ロボットのデザインがSFファン泣かせです。まるでブリキのおもちゃのような、鉄人28号に出てきそうな、鋼鉄ロボっていう感じです。
摩天楼のすき間を、ロボットと戦闘機が猛スピードで通過します!
あぁ・・・、快感です。
(空を飛んでいる様子は、どうみても「天空の城 ラピュタ」っぽいぞ)

この作品の生まれるいきさつがスゴイ!
“かつての人々が夢見た「未来都市ニューヨーク」を創りたい”の思いから、ひとりの男性が家のガレージにあるパソコンに向いました。その人の名前は、今回が長編初監督となったケリー・コンランです。

パソコンに向かうこと4年間
できあがったのは、たった6分間の映像です。
その映像をプレゼンしたことで、数ヶ月後には大スターが集う作品企画がスタートしました。

アメリカン・ドリームのような、サクセス・ストーリーが未だに存在することが素晴らしい!
映画がビジネスとして成り立ち、一攫千金の可能性があるからこそ、新たな才能が次々に生まれてくるのでしょうね。

出演は、ジュード・ロウグウィネス・パルトロウアンジェリーナ・ジョリー、と大物だらけです!
いよいよ11月公開予定!!
革新的な映像世界に期待大です!!!

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2004.10.24

「オペラ座の怪人」待ち遠しい!

 「オペラ座の怪人」(ギャガ)は、日本でも劇団四季公演によってロングランした、大ヒットミュージカルの完全映画化!スクリーンの大画面に、アンドリュー・ロイド=ウェーバー作曲のメロディが響きます!

私が今、一番楽しみにしている作品です!
映画館でポスターとチラシを見つけただけで興奮してしまい、思わず歌ってしまいそうになりましたよ。
ミュージカル映画化の話は数年前からあるものの、進行状況がまったくつかめず、忘れかけていました。
ところがこの夏、「デイ・アフター・トゥモロー」(04)が公開されたころから状況が一変!
というのも、その作品に出演しているエミー・ロッサムが、映画「オペラ座の怪人」でヒロインのクリスティーヌ役を演じるらしい、ということを知ったからです。

で、遂に完成!
10月18日には、東京で完成披露試写会が行なわれました。(見た人がウラヤマシイ!)
しかも、ロイド=ウェーバーの舞台挨拶つき!
「オペラ座の怪人」だけでなく、「キャッツ」「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター」などを作曲し、現代ミュージカルの最高峰と呼ぶにふさわしい作曲家です。
さらに、今回の映画版では新たに3曲を追加作曲しているとか!!

もちろん吹替えはなく、全て登場キャストが歌っているそうです。
「オペラ座の怪人」スタッフ&キャストこちらをごらんください。)
舞台なら1万円を越えますが、映画なら1800円というのもウレシイ!
大きな楽しみがひとつ増えました!!
正月公開予定です。

日本語吹替え版を劇団四季が担当してくれれば、さらに嬉しいんだけどな!!

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「2046」女優で楽しもう!

 「2046」(ブエナビスタ)は、動乱の香港に生きる作家が、を求めてさまよう物語。「ブエノスアイレス」(97)で男どうしの恋を描いたウォン・カーウァイ監督が、今度は破滅的な男女の恋を完成させました!!

ストーリーは何の事やらさっぱりわかりません。くれぐれも物語を深追いしないようにしましょう。
主人公は作家で、部屋番号の「2046」をもとに未来を舞台にした官能小説を書いている、ということくらい把握しておけば十分です。
その著作過程のなかで、さまざまな美女と激しい恋が芽生えるわけです。
言わば、「トニー・レオンの愛欲日記」みたいな感じでしたね。
まぁ、激しい愛欲シーンだらけです。
(初めてのデートで見たら失敗だな)

私はとにかく女優を楽しむことに徹しちゃいました。
なかでも、チャン・ツィイーフェイ・ウォンが良かった!
いずれも次々にお色直しのごとく新たなセクシー衣装で登場します。まるでカレンダーを一枚ずつめくるが如く、ワクワクできました。
アンドロイドとして登場する、フェイ・ウォンの不思議な衣装は必見です!

聞き心地のよい、ゆったりしたムードの音楽が全編に流れるのも魅力ですね。
ただ気になったのは、メイン・タイトルの曲がリュック・ベッソンの「レオン」(95)でクライマックスに使われたスコアにそっくりだったこと。
かなり「レオン」を思い出しちゃいました。

「2046」は、キムタクのパブリシティなど、数々の話題でやっと公開されました。
とにかくこの映画は、スターを見てほしい作品です!

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2004.10.23

「笑の大学」三谷ワールドを堪能しよう!

 「笑の大学」(東宝)は、日本が戦争へ突入する時代、国民の娯楽が規制を受けていたころの物語。笑いを取り締まる検閲官と、笑いに全てを賭ける男の闘いが、なぜか傑作喜劇の台本男の友情を生み出していきます!!
三谷幸喜が脚本、監督はTV「古畑任三郎」星 護、主役の二人を演じるのは役所広司稲垣吾郎、という強力スタッフ&キャストです!!!

 もとは三谷幸喜脚本・演出による、1996年初演で多くの演劇賞を受賞した傑作舞台劇です。二人の出演者による密室劇なので、映画化は不可能といわれていました。

映画化に際してのポイントは、二人の登場人物のどちら側の目線に絞るか、だったとか。
結局、役所広司演じる、笑ったことのない検閲官側の視線を意識した画面づくりに配慮されたそうです。笑いの天才作家に出会った、笑いに無縁の男が、少しずつ変化していくというスタンスですね。
これはかなり細かい配慮ですが、映画を見る時はぜひチェックしてみたいポイントです!

舞台まで追っかけて見るほどの三谷ファンではありませんが、「ラヂオの時間」(97)「みんなのいえ」(01)など、三谷映画は私の大好きな作品ばかり。
あるシチュエーションのなかで、何人かが集まって意見をぶつけ合いながら問題解決していく、というパータンが多いです。
が、いずれも登場人物が真面目に熱くなるほど面白くなる、という妙なところが三谷コメディの快感です!!

今回の主な登場人物はたった二人
この二人の攻防が、一冊の喜劇台本を作り上げていきます!!
“お国のために、お肉のために”など、戦時下ならではのギャグも笑えます!
ここはひとつ、三谷ワールドを堪能してみましょう!
数少ない、おおいに笑える日本映画の傑作かもしれません。

公式ホームページで、インタビュー記事や三谷さんによる解説ムービーが見れます。
「笑の大学」ブログもごらんください。

公開は10月30日です。
全国上映館&上映時間はこちら。
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2004.10.22

「スウィング・ガールズ」わざとらしさの妙です!

 「スウィング・ガールズ」(東宝)は、女子高生がジャズバンドでスウィングしてしまう青春ドラマの傑作!「ウォーターボーイズ」矢口史靖監督らしく、前作にも劣らない楽しい作品になりました!!

 ダラダラすごしていた高校生が、突然何かに目覚め、ある目標に向かって突き進む、というストーリーは「ウォーターボーイズ」と同様です。
でも、やっぱりそこに感動が生まれることを矢口監督は知っているわけですね。

なにより、儲かる映画づくりを心がけておられます。
儲かる映画とは、人がたくさん集まる作品で、話題感動・人を楽しませる要素がその作品にあるということです。
とにかく「スウィング・ガールズ」は面白いですよ。

顔についたごはんつぶ、ころころと転がるレコード、突如現れるイノシシなど、ある意味、わざとらしい演出です。でも、それが全体の世界観と調和していて違和感を感じないギリギリのところで止められています。
映画ならではの、わざとらしさの妙です!

イノシシの現れるシーンが最高でした!
サッチモの「このすばらしい世界」がゆらりと流れ、画面はストップモーションになり、イノシシvs女子高生のマトリックスのような展開になります。
もう、爆笑と涙が同時に襲いかかってきました!!!

久しぶりに、めっちゃオモロイ日本映画を見せてもらいました。
「スウィング・ガールズ」全国上映館&上映時間こちらから。


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2004.10.21

「血と骨」コワイ顔が揃いました!

 「血と骨」(松竹)は、ビートたけし主演最新作!1920年代、動乱の時代を駆け抜けた男の、壮絶な生き様を描きます!!

 一旗あげることを夢見て、祖国朝鮮を後に大阪へ渡って来た男、金俊平の物語。金銭へのあくなき執着から事業を転々とし、直面する危機的状況を、強靭な肉体と知恵でたくましく生き抜きます。

予告編を見ているだけでも、なんだかすごくバイオレンスな雰囲気が濃厚です。
それはキャスティングから伝わってきます。
やっぱ真顔のビートたけしは迫力ありますね。加えて、國村 隼寺島 進など、日本映画を代表するコワイ顔軍団が揃っていますぞ。
で、監督は「刑務所の中」(02)の崔 洋一と、これもコワイじゃないっすか!
この人が「クイール」(04)を監督したなんて、未だに信じがたいものがあります!!
(アレには泣かされましたよ)

たけしの顔がコワイと感じたのは、「コミック雑誌なんかいらない!」(86)からです。
とにかくバイオレンス作品が多く、無表情で暴力をふるう顔がなんともおそろしい!
あの無表情が現代の空気に合っているのかもしれません。
かつてのやくざ映画などでは、暴力的な人物は表情にも力が入ってましたから。

監督の時は北野 武、俳優としての時はビートたけし、という使い分けをされるのも、すっかり定着しました。

公開は11月6日から。
丸の内プラゼールでの初日舞台挨拶の情報はこちらの新着情報から。
舞台挨拶付きチケット発売は10/30からです。

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2004.10.20

「シークレット・ウィンドウ」アニメ版もあるそうです!

 「シークレット・ウィンドウ」(ソニー・ピクチャー)は、ジョニー・デップ主演最新作!突然現れた謎の男が、ひとりの作家の秘密の窓を開けてしまいます!!

公開は10月23日です。
全国上映館&上映時間はこちらから。

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監督は脚本家出身のデヴィッド・コープです。書くことが本来のお仕事の人ですから、作家という主人公の設定は進めやすかったでしょう。
部屋にこもってひとりでコツコツ書き上げるジョニー・デップの姿は、脚本家デヴィッド・コープのスタイルでもあるようです。いくつもの断片的要素で組みたてられた、緻密なサスペンスがみどころですよ!

今回、撮影にとりかかる前に、ストーリー全体をアニメーションで作成したそうです。そのアニメを見ながら、必要のないショットや台詞のタイミングを確認していったそうな。
なんとも贅沢な映画づくりです!!
確認されたアニメにもとづいて、実際の撮影が行なわれました。

その効果はファースト・シーンに現れています。
湖の景色から家の中へ、そして鏡の中へとカメラがどんどん進んでいく映像は、実にアニメ的映像の発想でした。
DVDの特典映像あたりで、そのアニメ映像を見れるかもしれませんね!

映画のなかで、ずっと眠そうな顔をしているジョニー・デップの、微妙な変化に要注目です!!

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2004.10.19

「宇宙戦争」にダコタ・ファニング?

スピルバーグ監督による、「宇宙戦争」(53)リメイク版の撮影が、いよいよ11月に始まるそうです。

H・G・ウエルズによる空想小説の映画化で、地球侵略を企てる異星人地球人の戦いを描いた物語です。

この作品に、「アイ・アム・サム」(02)で世界中の涙を誘ったダコタ・ファニングの出演が決定しています。
一体どのような役で出演するのか、いまのところ不明です。
子供ながら(現在10歳です!)数々のメジャー作品に出演が続いており、どのような女優人生を歩んでいくのか楽しみですね。

主演は新作「コラテラル」が話題になっているトム・クルーズ、脚本は「スパイダーマン」(02)「パニックルーム」(02)「ミッション・インポッシブル」(96)などを担当してきたデヴィッド・コープです。
で、監督はスティーブン・スピルバーグ!!

とにかくビッグネームだらけです。
あまりに凄すぎて、ストーリースタッフ&キャストのイメージが繋がらないっす!!
公開は2005年夏を予定しており、ジョージ・ルーカス「スター・ウォーズ」シリーズ最新作と激突します。

思いおこせば、異星人とのコンタクトを描いたスピルバーグの「未知との遭遇」も、ルーカスの「スター・ウォーズ」と同じ1978年に公開され、SFブームが始まりました。
映画ファンにとっては衝撃的な年でした!

その後の映画界をリードしてきた二人が、2005年に再び激突します。
ひょっとしたら、来年は新たなSFブームが到来するかもしれません!!

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2004.10.18

「2046」上映館&上映時間をチェック!

 「2046」(ブエナビスタ)は、アジアの大スターが集結した一大プロジェクト作品!撮影が遅れに遅れ、“幻の映画”とまでいわれた作品の封印が、ついに解かれます!

予告を見ただけでも、そのスタイリッシュな映像音楽のセンスに期待感をあおられました!
いよいよ10月23日公開です!!
全国上映館&上映時間はこちらから。

大阪・関西地区
東京・関東地区
名古屋・東海地区
北海道地区
九州地区

「2046」というタイトルなので、てっきり2046年の世界を描くSFだと思っていました。でも全然間違いで、「2046」というのは、場所の名前なんですね。
そこへ行けば【失われた愛】を見つけることができる、というSF物語です。

トニー・レオンコン・リーなど、世界に名だたる豪華キャストのなかでも、私が最も気になるのは、チャン・ツィイーです!
なんといってもアジアン・ビューティーですよ!(なんか、意味不明だな)
「LOVERS」(04)での、しなやかなアクション妖艶さは素晴らしかった。
次回作は「シカゴ」ロブ・マーシャル監督による、「メモリーズ・オブ・ゲイシャ」のサユリ役とも言われています。
これからますます輝いていくって感じですぞ!
大スターへと突き進んでいくプロセスをリアルタイムで見届けれるのが、映画ファンとしての喜びですね。

まずは「2046」を楽しませてもらいましょう!!

そして、公開前日プレミアム上映会への参加申し込みはこちらから!!!
まだ間に合います!

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2004.10.17

「モンスター」哀しい愛のロードムービー!

 「モンスター」(ギャガ)は、連続殺人によって米初の女性死刑囚となった、アイリーンの実話を描く衝撃的作品シャーリーズ・セロンはその美貌を崩し、原型不明といってよい体当たり演技で、見事にオスカーを獲得しました。

実に見ごたえのある作品でした。
主人公はふたりです。幼い頃からレイプを受け続けて誰も信じられなくなったアイリーンと、家族や友人から見放されてしまった少女セルビーです。行き場を失ったふたりが互いに引かれ、を描いてへ出るものの・・・といった物語です。

実話ということがわかっているだけに、見ていて本当にツライものがありました。行きつく先は破滅しかないとわかっている、哀しい愛のロードムービーでしたね。結局は、彼女達に接してきた大人たちが、ふたりの生きざまを決定づけてしまったようなものです。大人の身勝手な行動が、これほどまでにむごい運命を背負わせてしまうわけですから。

アイリーンのこの言葉が鮮烈に涙を誘いました。
“すべての罪に、許される道があるなら・・・”

シャーリーズ・セロンもいいけど、セルビーを演じたクリスティナ・リッチも名演です。
監督は女性のパティ・ジェンキンス。主人公たちの激しい愛葛藤の微妙なかけひきは、女性監督ならではの感性を見せてくれました!

ズッシリと心に残る作品です。

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2004.10.16

「トルク」オモロイがな!

 「トルク」(ワーナー)は、全編エンジン音がうなりまくる、バイク・アクション映画です!信じられないテクニックが次々に繰り出され、アッという間に映画は終わってしまいました!
これはなかなか、オモロイがな!

 殺人麻薬売買をめぐり、ふたつのバイク・グループとFBI、そして主人公たちのグループという、4つどもえのバイク・チェイスでストーリーが展開します。ありがちでストレートな物語かと思いきや、後半はひねりをきかせた変化球になりました。(ちょっと意外だったな)

 なんでこんなにバイクだらけなん?といいたくなるくらいバイクが登場します。走る列車の上をバイクで走り、さらには列車の中までバイクで走ってしまうシーンにはまいりました。

 クライマックスでは、エンジンをかけて10秒以内に時速300キロに到達するという、すんごいバイクが登場します!そして期待どおり、時速300キロでのバイク・チェイスが始まります!!
それもロサンゼルスの町中で!
そのスピード感をどう表現するか!

なにせ時速300キロですぞ。
歩いているおねえちゃんのスカートはまくれるわ、(何故かヒモパンツです)自動車のサイドガラスは風圧でバリバリバリッと砕けていくわ、まるでラドンモスラでも通り過ぎたかのような状態になります。
超スピードで流れる景色の表現効果も抜群!!
水彩画のイラストのような、もやっとした景色がビュンビュン流れていきます。
そんななか、2台のバイクがぶつかり合いながら、最後の対決をします。
(スゴイけど、いつのまにか笑ってました)

別にモーターファンでもないので、バイクのことはよくわかりませんが、工夫をこらした映画的仕掛けスーパーテクニックの数々で、全く飽きませんでした!
そのサービス精神が素晴らしい!!!

映画館の帰り、自転車をこぎながらも、思わずエンジン音を口ずさんでしまいました。
アクション映画ファンは見ておくべき作品ですね。

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2004.10.15

「スクービー・ドゥー2」えっ!こんな人が!

 「スクービー・ドゥー2 モンスターパニック」(ワーナー)は、マンガチックなデザインのモンスターたちが楽しい、ファミリー・ピクチャーです!映画を気楽に楽しみたい人にオススメの作品です。

 数々の謎を解決するミステリー社は、悪者たちにとってのでもあります。そのひとりとして登場するのが、ピーター・ボイルという俳優です。出演作リストをごらんください。もう、名脇役ですよ!!チラシなどでは“「タクシー・ドライバー」の”となっていますが、「タクシー・ドライバー」はほんの小さな脇役です。(ロバート・デ・ニーロの同僚役でした)70年代を知る私にとっては、ピーター・ボイルといえば「ヤング・フランケンシュタイン」(75)のモンスター役なのです!

 1931年の「フランケンシュタイン」をパロディ化した作品ですが、コメディ映画の傑作として今も語り継がれています。ピーター・ボイルは巨体を活かしてモンスターを演じ、唄い、踊りました。彼にとっては最高の演技と言えるでしょう。

その彼が、今回はモンスターを生み出す役として登場するわけです。
それだけで懐かしさがあふれてきましたね。

このタイプの作品は、なかなか高い評価を得られないのですが、全然つまらない作品でもありません。しかもパート2なので、導入部分の余分な説明がなくなり、スッキリクッキリ楽しいみどころいっぱいです。
60年代あたりのSF映画感覚がただようところも、私のお気に入りです。

公開は10月16日です。

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2004.10.13

「山猫」久しぶりのヴィスコンティ!

 「山猫」【イタリア語・完全復元版】(クレスト)は、イタリア・シチリアの貴族社会を舞台に、その滅びゆく美学を豪華絢爛に描いた映画史上の名作!今は亡きイタリアの巨匠、ルキノ・ヴィスコンティ監督の超傑作です!!

 ヴィスコンティ監督といえば、「ベニスに死す」(71)「家族の肖像」(78)など、まぁ映画史に残る数々の作品を残しています。本物の貴族出身なだけに、作風そのものが、すっごくゴージャスでセレブな感じです。その完璧主義ぶりは、スタンリー・キューブリック監督に通ずるものがありますね。
とはいえ、私にとっては難解な作品も多々あり、「ベニスに死す」など、何度見てもスイ~ッと眠りに陥ってしまいます。

そんななか、何故か大好きなのが「山猫」(1963)なのです。はっきりいって、ストーリー歴史的背景はあまりよく理解できていません。
なのに、見るほどに心地よさを感じます。
それはたぶん、スターの魅力と音楽の魅力です。

アラン・ドロンパート・ランカスタークラウディア・カルディナーレの主役三人が、最高といってもいいほど輝いています。
それと音楽です!3時間強の作品ですが、最後の1時間は舞踏会シーンが延々と続きます。
このシーンは凄い!!まさに本物です!!!
ワルツ音楽が素晴らしく、踊りつづける貴族たちの姿についつい見とれてしまうわけですな。

1981年にリバイバルされたとき、名画座へ何度も足を運びました。
今回公開されるのは、その1981年リバイバル版のフィルム発色を、さらに良い状態にしたものとか。(そういえば、ときどき少しもやがかかったようなフィルムだったと記憶しています)

「山猫」は、映画ファンならぜひ一度は見て欲しい、巨匠の傑作です!!
10月23日から、随時公開されます。
スケジュールはこちら。(下の方へスクロールしてください)

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2004.10.11

スーパーマンが死んだ!

 映画「スーパーマン」(78)の主役で名を馳せた、クリストファー・リーブが死去した。
あぁ・・・、ショックです。
95年、馬術大会出場中に落馬事故を起こして重度の脊椎損傷患者となりながらも、奇跡のカムバックを遂げていたのに・・・。

「スーパーマン」(78)を見にいったときの興奮と、胸おどるテーマ音楽が、今も瞬時に甦ります。
昨年彼は、著書「あなたは生きているだけで意味がある」を発表しました。
麻痺状態となった後もユーモアを忘れず、何かを“すること”よりもそこに“いること”の大切さを教えてくれました。

そのなかで、スーパーマン役を受ける際に彼自身が掴んだ、キャラクターの価値を語るくだりがあります。
“アメリカ的なるヒーロー”という、原作が標榜する表現に疑問を感じたそうです。
スーパーマン・ファンの政治家や友人を含め、度重なる議論をした結果、スーパーマンは世界全体のヒーローであり、ナショナリズムとは無関係だ、という結果に至ったそうです。

次の文章がとても心に残っています。
《ロイス・レインが「あなたは誰なの?」と聞くと、スーパーマンは「友だちさ」と答える。それが彼を誰にも増して“希望のシンボル”にする。困難に直面したとき、希望はたいてい手を差し伸べる友人の形でやってくるものだ。
映画のなかでスーパーマンが体現している価値は、現実の世界であまねく通用している価値と同じだ》

彼の思いを噛みしめつつ、改めてDVDでスーパーマンを見てみよう。

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「僕はラジオ」デブラ・ウィンガーがいた!

 「僕はラジオ」(ソニーピクチャー)は、いつまでも心に残したい感動作!知的障害を持つ孤独な青年ラジオが、小さなチャンスを与えられたことで、生きる歓びを見つけ出す実話の物語です。「ザ・エージェント」(97)で絶賛されたキューバ・グッティングJr.主人公ラジオを、名優エド・ハリスがラジオと心を通わせるアメフト・コーチを演じます。

 驚いたのは、エド・ハリスの妻役で、デブラ・ウィンガーが出演していることです。昨年、女優のロザンナ・アークエットが監督した作品「デブラ・ウィンガーを探して」(03)が大きな話題となりました。女優の生き方を見詰めるドキュメンタリーで、いわゆる“自分探し”の時代を象徴するような作品でしたね。
そのタイトルと作品中にも登場した、今や伝説的な女優です。

初めてお目にかかったのは、リチャード・ギアと共演した「愛と青春の旅立ち」(82)です。当時、高校生の男友達と二人で見に行き、不覚にもしてしまった思い出があります。主題歌もよかった!
アカデミー賞で3度ノミネートされるなど、まさに実力派でした。ところが、「恋人たちの予感」(89)の続編と言われた「彼と彼女の第2章」(95)を節目に、突如ハリウッドを去りました。女優としての職業のなかで、自分を見失いそうになったからのようです。

一昨年前、愛娘とともに中国の奥地へ野生のパンダを探しに行く、というTVドキュメンタリーに出演しているのを見てビックリ!その後、少しずつ活動を再開し、今は自分が愛せる作品にのみ、出演しているそうです。
女優を目指す人にとっては、うらやましい人生ですな。

「僕はラジオ」は、デブラ・ウィンガーが9年ぶりに出演を望んだ心温まる作品です!
全国の上映館&公開日こちら

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2004.10.10

「コラテラル」トム・クルーズ最新作!

 「コラテラル」(UIP)は、トム・クルーズが初めて冷酷な悪役に挑む主演最新作!!二人の男が、夜のロサンゼルスで偶然出会い、善と悪の対決が始まります!
たった一晩のドラマを描く、スタイリッシュ・サスペンスです!!

なにより期待できるのは、監督がマイケル・マンであるということです。「ヒート」(96)「インサイダー」(00)「アリ」(02)など、男と男がガッチリとぶつかりあう、重量感タップリのドラマをいつも楽しませてくれます。特撮やCGに頼らない、本格的な骨太ドラマを堪能させてくれる名監督ですね。

とにかく男の対決を描くのがウマイ!!!
「ヒート」では延々25分もの銃撃戦で圧倒し、「インサイダー」では一発も銃弾を使わずに緊張感を貫き、「アリ」では時代への反抗心をムキ出しにする孤独なボクサーを描きました。
共通するのは、どの主人公もその道のプロ、つまり本物の男であるということです。

ロバート・デ・ニーロアル・パチーノラッセル・クロウウィル・スミスなど、男らしさプンプンのスターがそれぞれの作品で主人公を演じました。
渋い!!!!

そして今回はトム・クルーズです。
完璧主義の殺し屋という、プロの男を演じます。
その彼と対決することになる男を演じるのは、ジェイミー・フォックス「アリ」のセコンド役で賞賛されました。
平凡なタクシー・ドライバーが善の心を奮い立たせて自分を貫く、本物の男を演じます。

男同士のガチンコ対決に期待したい「コラテラル」は、10月30日公開です。
先行ロードショー10月23日に行なわれます!

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「デビルマン」デビルビーーーームッ!!

 「デビルマン」(東映)は、テレビアニメ&コミックで親しまれた、永井 豪原作の実写映画化!!学園ドラマから世界戦争にまで発展し、地球が廃墟と化していきます!!!(変身シーンで服は破れませんでした。)

 まずは形からということで、以前紹介した“デビルマンTシャツ”で劇場へ乗りこみました。(そのお話はこちら)少し肌寒いものの、見る気マンマンだったので、体は熱く燃えていました!
 
 いやぁ~、久しぶりにえらいものを見てしまいました。
でも、そんなことは言っておられません。ウルトラ・ポジティブ・シンキングで紹介していきましょう!
まずは、うわさのT-ビジュアルです。CGにアニメを混ぜたような映像がなかなか斬新です。特に、キックパンチがヒットするとき、瞬間的に劇画タッチの絵が挿入される効果には、ゾクゾクッ!ときましたね。
さすが、かなり白熱した戦闘シーンを楽しめました。
デビルビームデビルカッターなど、馴染みの武器が登場しないのは残念でした。

アニメではデーモン族というのが、次々に登場して人間社会を破壊していくわけですが、映画は少し違いました。デーモンはまるで「遊星からの物体X」(82)のごとく、人間に合体していきます。人間とデーモンの見分けがつかないため、互いの不信感から人間同士の戦争にまで至ってしまう、といったストーリーです。
ゾンビがどんどん増えていくみたいな感じですな。

人間に警告を与えるようなテーマは、もちろん現代にもピタリとマッチしていました。
人間をバリバリ食べまくるデーモンがこう叫びます。
“オレは人間を殺してねぇ!食っただけだ!人間だって生き物を食うだろ!それとおんなじだ!!”
つい、“なるほど”と呟いてしまいました。
人間を守るために戦うデビルマンに、サタンが問いかけます。
“人間に守る価値があるのか!!”

原作が登場したのは1972年。目覚しい経済成長のなかで、オイルショック自然破壊など、日本が初めてグローバルな危機感、未来への不安に直面した時代です。その時代に警告を与えるごとく登場したのが「デビルマン」だったわけですね。
アニメをリアルタイムで見て育ち、デビルマンをヒーローと信じ続けてきた私には、30年を経ての実写版に感無量でした!!

ドラマ部分のチープさは、この際よしとしましょう。
デビルマンvsデーモンの戦闘シーンと、警告的なテーマと希望をストレートに伝えるところがみどころ!かなっ。
帰り際、はりきって着て行ったはずのデビルマンTシャツが、チョビッと恥ずかしかった・・・。
(この気持ち、わかります?)
エンディングで流れるhiroの歌が心地よく、冷えた心を少しだけ温めてくれました。

コニシキのデーモン役、永井 豪の神父役、小林幸子はそのまんまの役、など・・・多彩なゲストも楽しめます。 全国上映館&上映時間はこちら。
大阪・関西地区
東京・関東地区
名古屋・東海地区
北海道地区
九州地区

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2004.10.08

「エクソシスト ビギニング」あっという間に30年!

 「エクソシスト ビギニング」(ギャガ)は、ホラー映画を変えた歴史的作品シリーズ最新作!時代をさかのぼり、神父悪魔“壮絶な戦い”の原点を描きます!!

 数年前にディレクターズ・カット版が大ヒットを記録した、世代を超えて知られるホラー映画シリーズですね。一作目の初公開は1973年7月13日(何故か公開日まで覚えています)でした。公開2日目の早朝7時30分の回、ものすんごい超満員の劇場で見たものです。(ちなみに当時の一般料金は1000円だったな)
 それまでに見たホラー作品(ドラキュラ、フランケン、四谷怪談など)とは全然違う、悪魔の呪いという衝撃的な恐さを体験しました。首がグルッ!と回ったり、口から緑色の粘液みたいなものをドバッ!と吹きかけたり、特殊メイク視覚効果など、ホラー映画の新時代(オカルト・ブーム)を生み出しましたね。あれから早くも30年とは、トホホホ・・・・。

同じ年、「燃えよドラゴン」カラテブームを、「仁義なき戦い!」実録ヤクザ映画ブームを生み出し、日本の流行がまだまだ映画を中心に動いているって感じの時代でした。

1973年の「エクソシスト」一作目で描かれたのは、老神父メリン悪魔パズズの戦いです。今回の新作では、その物語の25年前、若き日のメリン神父が初めて悪魔パズズと対決した恐怖の原点を描きます!!
監督は「クリフハンガー」(93)「ダイハード2」(90)のレニー・ハーリンなので、かなり派手な展開が期待できます!!
(とはいうものの、やっばり不安もあるな)
公開は10月16日です!!!

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2004.10.07

「ツイステッド」キャストが渋い!

 「ツイステッド」(アスミック)は、寝た男たちが次々と殺されていくミステリー!一人の女が、ゆがんだ記憶のなかで殺人というワナへ追い詰められていきます!

 監督は「存在の絶えられない軽さ」(88)で賛否両論を受けた、フィリップ・カウフマンです。私はあの作品、絶えられずに途中退場しました。でも宇宙飛行士を描いた「ライトスタッフ」(84)では、座席からずりおちるほど感動・仰天しちゃいました。真っ青な成層圏から宇宙空間が見えてくる瞬間の映像は、今もまぶたに焼き付いています!意外なところでは、「レイダース/失われたアーク」(81)の原案を書いています。
今回はどんな判定を下せる作品なのか、とても楽しみです!!

なんといってもキャストが渋すぎ!!
紅一点の主人公は、「ダブル・ジョパディー」(00)で大人の魅力を発揮したアシュレイ・ジャッド!オヤジ受けしそうな視線とスリムなラインがお見事です!!
対する男優の筆頭は、「オーシャンズ11」(02)のアンディ・ガルシア!最近やや貫禄つきすぎで~す。「アンタッチャブル」(87)「ブラック・レイン」(89)の頃が懐かしいよぉ!
さらに「パルプ・フィクション」(94)のサミュエル・L・ジャクソン!しかしまあ~、どこにでも出てきますねぇ!この人、年間何本くらいの映画に出演しているんだろう?

他にも、怪しい男優が次々に登場してきます。
“この人は殺されるだろうな”などと予測しながら見るのも、この手の作品のお楽しみです。
(失礼だけどね)

見ごたえある地味系キャストによる、魅惑のミステリー「ツイステッド」は、
10月9日公開です!!
全国上映館は、この公式ホームページ“THEATER”ボタンをクリック!

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2004.10.06

「シークレット・ウィンドウ」懐かしき彼が出演!

 「シークレット・ウィンドウ」(ソニー・ピクチャー)は、ジョニー・デップ扮する作家が、盗作疑惑で窮地に追い詰められていくサスペンス!突如襲ってくる謎の仕掛けにドキドキし、ドラマは思わぬ方向へと展開します!!

 デップ演じる作家モートには、別居中のがいます。その妻の新たな恋人役で登場するのが、ティモシー・ハットンです!

 いやぁ~、久しぶりにスクリーンで見かけました。ロバート・レッドフォードが初監督した「普通の人々」(81)で、弟の事故死に苦しむ青年役を演じ、突如映画界に現れました。その作品でアカデミー賞ゴールデン・グローブ賞など、各助演賞を総なめにし、新たな大スター到来と思ったものです。ホント、若く輝いていましたね。(現在44歳です。)若き日のトム・クルーズと共演した、三作目の「タップス」(82)でも俳優としてそこそこの評価を得ました。が、興行的には大失敗。その後、映画では大きな活躍をしていないのが残念です!むしろTV・演劇界で活躍していますね。

 今回の「シークレット・ウィンドウ」では、サスペンスの展開上で必要となる微妙な存在を好演しています。つまり、怪しい奴って感じの役です。でも、ジョニー・デップにぶん殴られるなど、さんざんな役柄で、少し応援してあげたい気分になりましたね。

ドラマが進むほど、何を信じていいのかわからなくなる不思議な作品です。
でも、最後には全ての謎が解き明かされます!!
公開は10月23日です。

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2004.10.05

「トルク」やっと公開です!

 「トルク」(ワーナー)は、時速320キロで疾走する、人類未体験のバイク・アクション!バイク・チェイスとアクロバティックなテクニックの連続で、スピードマニアは必見です!!!
超スピードの予告こちらから。

 「ワイルド・スピード」(01)「トリプルX」(02)の製作者が放つ作品だけに、スピードチェイスのシーンが最大の期待です。「ワイルドスピードX2」(03)での演出効果はスゴかった!猛スピードで流れる景色がユラユラ揺れながら残像を引いていくという、実際にはありえないことなんだけど、本当にそのスピードを体験しているようなリアリティがありました!!

 さらにスピード・アクション作品の面白さは、音響効果がスゴイことです。大ボリュームで唸るエンジン音は、座席シートの底から脳天まで突き刺さるような感じで伝わってきます。これはホームシアターでは体験できましぇん!
ぜひ、音響設備の整った映画館で見ることをオススメします!!

 もともとこの作品、春に公開予定だったんです。それが何故か約半年間も伸びちゃいました。う~ん、です。ワーナー配給は同じ時期に「トロイ」が公開を控えていたため、似たような題名の「トルク」は敬遠されてしまったのでしょうか?
公開前から楽しみにしていた私には、やっと!遂に!念願の!といった感じです。

上映時間は84分!
長い映画が多い昨今、この短さはウレシイ!!
公開は10月16日です。

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2004.10.04

「デビルマン」初日舞台挨拶情報!

 「デビルマン」(東映)は、斬新なビジュアルデザインで描かれる壮大な物語!永井 豪原作による日本漫画の名作が、実写&アニメ&CGの三位一体“T-ビジュアル”によって、進化した映画に変身です!

デビルマン・ファン待望の作品公開は、いよいよ10月9日です。
全国上映館&上映時間はこちら。
大阪・関西地区
東京・関東地区
名古屋・東海地区
北海道地区
九州地区

東京は10/9日、大阪は10/9日と10日に、舞台挨拶が行なわれます!
 東京・丸の内東映 9日 AM9:30の回終映後
 大阪・梅田ブルク7 9日 PM6:50の回上映前
           &10日 AM11:25の回上映前

朝は関東、夜は大阪という強行スケジュールがウレシイ!!
チケット交換はまだこれからです!
出席者&チケット入手など、詳しくはこちら公式ホームページから!

主演メンバー&監督、そしてもちろん、原作者である永井 豪さんも登場します!

この夏、石川県の輪島・朝市へ行った際、海の幸の出店が並ぶなかで“デビルマン”Tシャツを見つけました。なぜ輪島にデビルマンが、と思って販売している方に尋ねると、“うちは永井豪が生まれた家なんです”との返事。
どっひや~!!と驚いて見上げると、“永井洋服店”と書かれていました。(こんなお店です)6歳までそのお店に住んでいたそうで、そのTシャツは、永井洋服店のためのオリジナルイラストだそうです。
こんなデザインです。
devil.jpg
もちろん、速攻で買ってしまいましたよ。
その他、永井洋服店オリジナルの永井豪Tシャツ写真はこちらから。(真中部分をスクロールすればボタンが現れます。)
欲しい人は、お店に問い合わせてみてください!

私は絶対このTシャツで見に行きます!!
でもちょっと寒くなってきたな。

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2004.10.03

「トゥー・ブラザーズ」やっぱり泣きます!

 「トゥー・ブラザーズ」(ヘラルド)は、幼い2頭のトラがたどる過酷な運命の物語!強い絆で結ばれたトラたちの姿に、やっぱり泣いてしまいます!!

 野生の子トラ2頭が、それぞれ別の人間に捉えられて成長し、やがて再会します。しかしそこは、群集の前でトラ同士殺し合いをさせられる、見世物会場なんですね。最初は戦うものの、その相手が幼き頃にわかれた兄弟だと互いにわかっていくあたり、もう涙ダラダラグショグショでした。フラッシュバックで挿入される、子トラ時代の映像が泣かせますねぇ!

 春に公開された「クイール」(04)に続き、相変わらず動物ものに弱い!意外な展開というわけでもなく、どちらかといえばオチまで読めてしまう物語です。が、それでも泣いちゃうというのはなんなのでしょうなぁ。思い起こせば、犬、トラ、猫、小熊にラッコと、動物主演の映画ではことごとく泣かされている気がします。

 「トゥー・ブラザーズ」もしかり。動物の生命を奪うことに疑問を感じ始めたハンターとトラ子供とトラなど、人間とトラの交流場面にも涙腺スポン!とゆるみましたね。とにかく後半部分は恥ずかしいほど涙が出ちゃいましたよ!

 まるで絵本を読むような気分で楽しめる作品です! 
全国上映館&上映時間こちらから。

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「アイ,ロボット」未来グッズが命!

 「アイ,ロボット」(フォックス)は、2035年のシカゴを舞台に、ロボットの反乱を描くSFアクションミステリアスなストーリー展開と、とことん追求された未来社会の面白さに、夢中になりました!「メン・イン・ブラック」(97)のウィル・スミスが、裸体をあらわにして走り回ります!!

 ストーリー展開も抜群に面白いのですが、未来グッズなど、洗練された美術デザインの魅力にやられましたね。流線型のアウディ車、フェデックスの宅配ロボ、イヤホン型携帯電話、小百合さんもびっくりの超薄型モニター、イス、コーヒーポット、電気スタンドなどなど・・・。登場する未来グッズを集めて本を作れば、物欲マニアが嬉々としそうなものばかりですぞ!ステキなグッズを探して画面の隅々まで見るのが、楽しいやら忙しいやら、大変でした!!
縦にも横にも走れるロボティクス社の大型トレーラーも面白かった!

 各グッズの機能は現代と変わらないものの、個々のデザイン未来を感じさせるところが素晴らしい!それが部屋全体、街全体、トータル的な未来社会のなかで調和され、見事なSF世界観を作り上げてます。恐らく各関連メーカーが未来型商品をコーディネートしてタイアップしているのでしょう。企業ロゴなどがついているので、余計にリアリティを感じさせますな。

ウイル・スミスの上司である刑事長がつぶやく、こんなセリフが印象的でした。
“人が人を殺していた時代が懐かしい”
ロボット社会の危機を感じさせる、ちょっとこわいセリフです。

最後まで目が離せなかった「アイ,ロボット」
全国上映館&上映時間こちらから。

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2004.10.01

「キャット・ウーマン」女王様とお呼び!

 「キャット・ウーマン」(ワーナー)は、ハル・ベリー主演の最新作!アメリカン・コミックから生まれたダーク・ヒロインの物語です。悪役は90年代を代表する女優、シャロン・ストーン!まさに新旧セクシー女優対決で、どちらが勝っても楽しみです!!

 キャットスーツに身を包む、ハル・ベリーの姿がなんとも魅力的です。ボディをほとんどさらけ出し、黒のレザースーツアイマスク姿ですよ。しかもムチを片手に、パチンパチン打ち鳴らしながら迫ってきます!ほとんど“女王様とお呼び!!”の世界ですな。こんな姿です。

 対するシャロン・ストーンは、プラチナ・ショートヘアーに大人っぽ~いセクシーファッションで戦います。こんな感じです。久しぶりにセクシー女優だったことを思い出させてくれました。
(う~ん、どちらも捨てがたい!)

 トップ女優が複数出演する場合、えてして作品そのもののレベルは低くなりがちです。たぶん、スタッフ一同、作品づくりよりも、撮影現場での女優の扱いに神経を使わされるからでしょうね。(バトルは現場で起こっています!)しかし、作品の出来がどうであろうと、この二人の直接対決があるだけで、もう合格なのです!

男優が誰だったかさっぱり覚えていない「キャット・ウーマン」は、
11月6日公開です!!!

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