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2004.03.31

「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」あれから早や7年!

 「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」は、シリーズ25作目となる最新作です。原作マンガの短編「のら犬イチの国」をベースに長編化されました。
 監督の芝山 努は、テレビ版「ドラえもん」はもちろんのこと、「ちびまるこちゃん」「忍たま乱太郎」なども手がけています。こども向けアニメでは、最高峰の監督といえるでしょう。映画ドラえもんは一作目から関わっており、いつも原作者の藤本氏が作品の全貌を押さえていたそうです。その藤本氏が亡くなって早や7年が経ちました。この間に作られた新作も、藤本ワールドの原点である“すこし不思議”なSFテイストが守られています。監督が今回の作品で残念だと言っているのは、しずかちゃんの入浴シーンを入れられなかったこととか。確かに、ドラえもんでのあのシーンは、定番中の定番。次回は必ず入浴してもらえるよう、期待しておきましょう。

「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」関連記事はこちら

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「スチームボーイ」大友克洋の最新作!

  「スチームボーイ」は「AKIRA」の大友克洋監督による最新作です。世界中のSF&アニメファンが待ち望んだ作品といっていいでしょう。
昨年秋公開予定だったので、かれこれ1年以上も予告編を見ていることになります。その予告編からも、徐々に作品のスケールや緻密さが伺えるようになってきました。19世紀のイギリスが舞台。蒸気エネルギーを操る“スチームボール”という機械をめぐっての物語です。それを身につけて空を飛んでいる場面もチラと写り、ジョー・ジョンストン監督のSF映画「ロケッティア」を思い出しました。主人公の少年の声を、鈴木 杏がボーイッシュに演じています。公開は夏の予定ですが、1日でも早く見たい作品です。まずは公式サイトでその片鱗をご覧あれ。

 公開は7月17日です。

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「ドーン・オブ・ザ・デッド」ヒロインはこの人!

 「ドーン・オブ・ザ・デッド」(東宝東和)は、5/15公開のゾンビ映画。
 ホラー映画といえども、その出演者は気になるところ。ヒロインを演じるのは、カナダ出身のサラ・ポーリー。あまりなじみのない名前ですが、3月にNHK教育深夜に放映された海外TVドラマ「アボンリーへの道」(1990-1996作品)に出演していました。ちなみにその作品には、彼女の父親マイケル・ポーリーも出演しています。脚本・監督もこなすそうで、今後の活躍が楽しみの女優です。
 男性キャストで気になるのは、ヴィング・レイムスです。「デーヴ」のシークレットサービス役で頭角を現し、その後は「ミッション・インポッシブル」「パルプ・フィクション」など、A級作品の助演で大活躍の黒人俳優です。豪快な体格で、ゾンビ軍団との肉弾戦が期待できそうです。

 「ドーン・オブ・ザ・デッド」関連記事はこちらこちら。さらにこちら。下記トラックバックも参照ください。

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2004.03.30

「オーシャン・オブ・ファイヤー」この映画は監督で見たい!

 「オーシャン・オブ・ファイヤー」(ブエナビスタ)は、アラビア砂漠を舞台に繰広げられる、“呪われた砂漠”との壮絶な闘いの物語です。
 ジョー・ジョンストン監督の最新作です。私はもうそれだけで待ちきれません。「ミクロキッズ」「ジュマンジ」「ジュラシックパークⅢ」・・・など、ごはんより大好きな作品ばかりです。父と子の絆を描いた「遠い空の向こうに」は、ラストシーンを思い出しただけで今も涙が出ます。自然や科学のジャンルに関わるドラマ&ファンタジーを得意とし、見ごたえのある特撮シーンも楽しませてくれます。それもそのはず、監督になる以前はジョージ・ルーカス率いるILMで特撮マンをしていた方なのです。「スターウォーズ 帝国の逆襲」に登場した、雪の上を歩く4本足ロボットAT-ATスノ-ウォーカーをデザインした人、といえばその凄さがわかる人もいるでしょう。「レイダース 失われたアーク」ではオスカーも受賞しています。早く監督としても受賞させてあげたい!!今回の主役は、野生馬“ヒダルゴ”です。どんなドラマと特撮を見せてくれるのか、今年一番のお楽しみです!!!

 「オーシャン・オブ・ファイヤー」関連記事はこちら

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「クイール」ほのぼの音楽はこの人たち!

 「クイール」(松竹)は、盲導犬クイールの一生を描いた作品です。監督は「月はどっちに出ている」「マークスの山」の崔陽一。これは以外でした。
 まあとにかく犬のかわいらしさ満載です。映画のなかでクイールは3度の別れを体験するのですが、そのたびに涙ぼろぼろです。(ええ年したおっさんを泣かせてどうすんねん!!)見る前からオチまでわかっている作品なのに、泣いてしまうんですよね。
 子犬から成長していく姿を、ほのぼのした雰囲気で包み込む音楽が印象的です。この音楽を担当しているのは、栗コーダーカルテットという4人組のミュージシャンです。94年に結成され、NHK教育のクレイアニメの音楽なども担当しているそうですが、映画音楽は初めてのようです。ぽかぽかと心温まるリコーダーの音色が、クイールの愛らしさを忘れられないものにしてくれます。

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“ムービーオケ”が登場!

 ニューヨークで新ビジネス“ムービーオケ”が登場し話題を集めています。どうやらカラオケの映画版のようです。会場は50人程度が入れるバーが多いとのこと。“ムービーオケ”の手順はまず、大型モニターにお気に入りの映画の好きなシーンをチャプター機能で選出。そのシーンが音量を小さくして映されます。あとは、マイクを持った人がモニター横の壇上にあがり、好きな俳優のセリフを画面に合わせてしゃべるそうな。“これであなたもニコール・キッドマン!!”みたいな感じでしょうか。当然、1シーンといえども喋るのは一人ではないので、そのシーンにあわせて人数が壇上にあがるそうです。で、それぞれの役を担当する人がセリフを喋ります。これはあわただしそうだ。みんなそれぞれの役になりきることが、会場を盛り上げて楽しむコツのようです。
 発案者は映画監督を目指す24歳の女性で、映画のセリフを使ってしかコミュニケーションできない登場人物を描いた作品を作ったことがきっかけで思いついたそうです。(その作品もちょっと見てみたいですよね。)現在特許を取るためのシステムを準備中で、当然日本をマーケット視野に入れています。早くやってみたい“ムービーオケ”でした。

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2004.03.29

「ミッシング」 アーロン・エッカートに期待!

 5月8日公開UIP映画「ミッシング」(ロン・ハワード監督)のキャストを紹介します。
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 主演はトミー・リー・ジョーンズケイト・ブランシェット、脇役でアーロン・エッカート、ヴァル・キルマーなど、超豪華な配役です。さらに、ロン・ハワード監督の弟クリント・ハワード、父のランス・ハワードも出演している。
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 私が注目しているのはアーロン・エッカート。1968年生まれで、高校卒業後はスキーとサーフィンに3年間明け暮れたそうです。その後大学で演劇と映画を学んでいたとき、ニール・ラビュート監督と親しくなり、彼の演劇や映画に出演したことがきっかけで、本格手に映画出演することになった。ラビュート監督作品にはレニー・ゼルウィガー主演「ベティ・サイズモア」など、欠かさず出演している。私が大注目したのは、昨年の「ザ・コア」から。地球を危機から救う作品のリーダーを演じ、たくましくてユーモラスな演技を見せてくれました。近作「ペイチェック」ではベン・アフレックを窮地に追いやる悪の親玉を演じています。二面性を持った人物の演技が光っていました。派手な印象はなく、ごく自然にいそうなキャラクターですが、どの作品でも存在感を感じます。今回「ミッシング」では脇役ながら、19世紀末にいたと思われるタフなアメリカ人像を見せてくれることを期待しています!!!!!!

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 「ミッシング」関連記事はこちら。公式ホームページはこちら

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「レジェンド・オブ・メキシコ」マリアッチって何だ?

 「レジェンド・オブ・メキシコ」(ソニーピクチャーズ)は、アントニオ・バンデラス、ジョニー・デップ主演のマカロニウエスタン風アクション映画です。
 この作品、別名をマリアッチ三部作最終章といいます。(一作目「エル・マリアッチ」、二作目「デスペラード」)今回もバンデラスがマリアッチで、腕のたつ歌うガンマンという設定です。このとんでもなさが面白い!
 私、このシリーズが始まるまでマリアッチのことは、ほとんど知りませんでした。メキシコの酒場で歌を披露する、日本でいえばギターを持って歌う“流し”のような存在なのですね。マリアッチという言葉の語源は、1500年代インディオの種族COCA族の言葉で、“ミュージシャン”を意味する言葉だそうです。当然ながら、本来は銃をぶっ放すような人たちではなく、至って陽気でムード漂う人たちとか。それをガンマンにしてしまうのがマリアッチシリーズの面白さ!日本映画でいえば、小林旭の「ギターを持った渡り鳥」みたいなものですね。
 このシリーズを見始めて以来、映画に出てくるマリアッチ達が気になるようになりました。

 「レジェンド・オブ・メキシコ」関連記事はこちらこちら

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「ドーン・オブ・ザ・デッド」ゾンビ映画の秘かな愉しみ!

 「ドーン・オブ・ザ・デッド」(東宝東和)は、ゾンビ映画の傑作「ゾンビ」(1978年)のリメイク作品です。
 ゾンビ映画の楽しみは、どんなゾンビが出てくるかということ。ゾンビ映画は数々ありますが、特にそのキャラクターの面白さという点においても、1978年版「ゾンビ」は抜群でした。私のお気に入りだったのは、黄色いサリーのような服を着てタンバリンを手にうろうろしていたゾンビです。その他、看護婦ゾンビ、超デブ男ゾンビ、成金オババゾンビなど。残酷シーンは目を覆いたくなるのですが、ゾンビの面々は仮面ライダーの怪人を楽しむ気分でした。別の作品では、「バタリアン」に出てきた“オバンバ”“タールマン”といった、配給会社が独自に命名したゾンビも笑えました。
 ゾンビも個性で売る時代です。さあ今回はどんなゾンビが登場するのか、今から楽しみです。

 「ドーン・オブ・ザ・デッド」関連記事はこちらこちら。さらにこちら。下記トラックバックも参照ください。

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2004.03.28

「テキサス・チェーンソー」 鬼軍曹再び!

 「テキサス・チェーンソー」(日本ヘラルド)は、ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」(1974製作)のリメイクです。負けず劣らずの傑作です!
 人体をさばいてコレクションするレザーフェイス男をはじめ、異常性格の一家が登場します。その一人を演じるのが、R.リー・アーメイです。キューブリック監督「フルメタル・ジャケット」(1987)で、怒鳴り続けて新兵を死に追いやる鬼軍曹を演じた人、といえばおわかりの方も多いことでしょう。いやはや今回も怒鳴り続けます。どう考えても怒鳴り演技と恐い風体が認められてのキャスティングとしか思えません。
 この方、ベトナム従軍後、フィリピンの大学へ行き、そこで演劇を学んだそうです。そのとき「地獄の黙示録」の端役をしたことがきっかけで映画界入りしたとのこと。出演作は60本を越えるとか。でもはっきりいって「フルメタル~」しか記憶にございません。「フルメタル・ジャケット」の鬼軍曹と「テキサス・チェーンソー」の異常性各者。この2本だけでも、R・リー・アーメイは映画ファンの間で伝説の俳優となるでしょう。

「テキサス・チェーンソー」関連記事はこちら

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2004.03.27

「ペイチェック」 気象コントローラー!

 「ペイチェック」(UIP映画)は、消された記憶を巡るサスペンス・アクションです。
 ヒロインのユマ・サーマンは生物科学者。室内で人工的に雨・風などの自然現象を発生させ、自然を育てる研究をしています。同じような機械がドラえもんの道具であったような・・・。都会の自然が失われつつある時代ですから、近い将来にはこのような機械が本当に登場するかもしれません。六本木ヒルズの屋上にも、田んぼを含めた自然の風景が作られています。でも、リモコンで気象条件を操作しながら育てた木や花は、“人工的な自然”ってことになるのだろうか。

 「ペイチェック」関連記事はこちら

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「テキサス・チェーンソー」 ヘラルド悪魔シリーズ復活!

 「テキサス・チェーンソー」(日本ヘラルド)は、1974年製作「悪魔のいけにえ」のリメイクです。本家の作品には及ばないと思いきや、あの恐怖の要素を見事にパワーアップしていました。不気味な異常性格一家、レザーフェィス男にチェーンソーの爆音と悲鳴、ファースト・シークエンスからエンド・タイトルまで、ビビリっぱなしです。
 「悪魔のいけにえ」は1975年、“ヘラルド悪魔シリーズ第2弾”として公開されました。(ちなみに第一弾は「悪魔のはらわた」、第三弾は「悪魔の墓場」でした。)私、当時10歳でしたが、TVの映画ダイジェストで予告編を見て、それまでに味わったことのない恐怖を体験した記憶があります。劇場前の大きな看板も凄かった!女性が目玉をひんむいて悲鳴をあげている姿が、おどろしいタッチで描かれてました。予告編の恐さにひるんでしまい、初公開を見逃したことが、今となっては悔やまれます。(数年後、TVの深夜放送で初見)第三弾「悪魔の墓場」はがんばって見にいきました。
 今回の新作も同じくヘラルド配給で、“悪魔シリーズ”に劣らない恐さ!みんなで見ればこわくない!!DVDよりも映画館の暗闇で体験してほしい、ホラー映画久しぶりの快作です。でも、かなり刺激が強いので、それなりの覚悟は必要ですぞ。

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「パリ・ルーヴル美術館の秘密」 この絵の正体!

 「パリ・ルーヴル美術館の秘密」がやっと大阪で3/27より公開されます。ルーヴル美術館で働く人達と仕事の様子を追ったドキュメンタリーです。
 その冒頭に出てくるのが、ルーヴルでも人気の高い絵画「ガブリエル・デストレとその姉妹」です。1594年ごろの作品です。二人の女性が裸で正面を向き、そのうち一人は乳首を摘ままれているという絵画です。
 タイトルになっているガブリエル・デストレとは、16世紀末、アンリ4世が最も愛した愛人として知られる女性のこと。絵の中で、乳首を摘ままれているのがガブリエル、摘まんでいるのはその妹と言われています。乳首を摘まむのは、アンリ4世の子供を懐妊したことを意味するそうです。しかしながら関西の一部では、この絵のことを“乳くりマンボの絵”と呼ぶ人もいるとか。で、この二人、絵画のなかで浴槽に入っています。その後ガブリエルは惜しくも28歳で謎の死を遂げました。
 この作品を見ながら、絵画に秘められた数々のドラマに思いをはせるのも、楽しみのひとつです。

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2004.03.26

「21グラム」魂の重さの真相は?

「21グラム」は、ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ主演、人間の罪の重さを問う作品です。三人の熱演が、我々を深い人間ドラマへと引きずり込みます。
 タイトルの「21グラム」とは、人間が死んだ瞬間に軽くなる重さのこと。すなわち魂の重さのことを物語っています。
 私も以前、このことは何かの本で読んだことがあったのですが、改めて調べてみました。21グラムの由来は、1907年にマサチューセッツ州で行なわれた実験によるものです。ダンカン・マクドゥーガル博士が数年に渡って、人間の死の瞬間の重さを計ったそうです。ただし、今から100年前のことなので、ハカリの精度にもムラがあり、実験結果は人によって異なり、14グラム~35グラムまでに至ったそうです。で、その平均が21グラムとか。結構いいかげんな数字です。
 ちなみにこの人、犬についても同様の実験をしており、犬の場合は重さに全く変化がなかったそうな。結局、研究成果を発表したものの、信憑性の低さから、学術的には認められていません。
 魂の重さは、他にも2グラムなど諸説があり、まだまだ謎です。心と体は別とは思いますが、魂に重さがあるとは思えないのですがね。さてさて、「21グラム」を見てあなたはどう思うでしょうか。

 「21グラム」関連記事はこちら。トラックバックもご参照ください。

 いよいよ6月5日公開です!

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2004.03.25

「マスター・アンド・コマンダー」 初のガラパゴス諸島ロケ!

 「マスター・アンド・コマンダー」はラッセル・クロウ主演の海洋アクション作品。仏軍と英軍の緊迫した洋上戦を見せてくれます。
 ラッセル・クロウ率いる英軍は、仏軍を追いかける途中で、ガラパゴス諸島に立ち寄ります。ガラバゴス諸島は、ダーウィンが進化論を築いた土地であり、1978年には「人類の世界遺産」としてユネスコが認定した自然の宝庫です。なんと劇映画でのガラパゴス諸島ロケはこの作品が初めてだそうです。乗組員が珍しい生き物を追いかけ、自然をスケッチするところが何とも微笑ましい!海のシーンばかりが続く作品のなかで、ホッと一息つける場面として生かされています。

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「花とアリス」あの風力発電はどこ?

 岩井俊二監督の最新作「花とアリス」のなかで、風力発電が登場します。主人公たち三人が海へ遊びに行くシーンです。この風力発電のロケ地は、茨城県の鹿島灘に面した波崎風力発電所です。映画ではバス停のすぐ後ろに風力発電があるような格好で出てきますが、あのバス停は映画のためのセット。風力発電は2機あるらしく、1機で400世帯分の電力をまかなえるそうです。
 日本ではまだまだ数えるほどしかない風力発電ですが、こういう映画のロケ地として登場することも、自然エネルギーの推進に役立てるかもしれません。

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「ブラザー・ベア」ディズニー閉鎖スタジオの最終作!

 「ブラザー・ベア」はディズニー・フロリダスタジオの最終作です。
 今年1月、ディズニーはフロリダ・スタジオの閉鎖を発表しました。いわゆる経営の合理化ですね。このフロリダ・スタジオからは「ムーラン」「リロ&スティッチ」などが生まれました。デイズニーのメイン・スタジオはカリフォルニアにあります。そこでは「美女と野獣」「アラジン」「ライオン・キング」などが作られています。
 フロリダ・スタジオの作品は、やっぱり小品的な感じがします。しかしながら、いずれもシンプルでメッセージがストレートという“わかりやすさ”の特徴がありました。
 フロリダ・メンバーにとって、これが最後のディズニー作品になるのはつらいことでしょう。

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2004.03.24

「花とアリス」 麗しきマンガ・ワールド!

 「花とアリス」(東宝)は、「Love Letter」の岩井俊二監督による最新作です。仲良し少女二人が、ひとりの先輩男子を巡って、奇妙な三角関係を装います。
 昔読んだ少女マンガのような世界だなぁと思っていると、マンガ・ワールドがあちこちに登場!!冒頭出てくる駅の名前が、水木、石の森学園、藤子、ときた。次はやっぱ手塚でしょうと思っていたら、二人の通う学校が手塚高校。さらにバレエを習うのは望都バレエ教室、落語の高座名は花屋ピュンピュン丸にモーレツ亭ア太郎、爆発屋五郎と。マンガ・ワールドへの愛情たっぷりであることが、体の芯まで伝わってきて、それだけで心が躍りました。岩井監督作品はこれまで、どこか気取った感じがあって馴染めませんでした。関西人気質には合わないなと思っていましたが、もう許します!!
 ヴァイオリンの音楽とともに、少女二人の学園生活が、麗しいほどの透明感で描かれます。バレエ・シーンや友情関係など、少年少女の淡い恋を描いた名作「小さな恋のメロディ」に似た雰囲気を感じました。久しぶりに少女マンガを覗いてしまったような気分になる作品です。

 「花とアリス」関連記事はこちら

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2004.03.23

「Mr.インクレディブル」 なぜか音楽は007!

 「Mr.インクレディブル」は、「ファインディング・ニモ」のPIXARによる最新作です。(公開予定は12月)いわゆるヒーローものですが、「トイ・ストーリー」のバズを「Dr.スランプ」に出てくるスッパマンにしたようなキャラクターです。
 既に予告編が流れており、その音楽を聞いてビックリ!007シリーズ第6作「女王陛下の007」のオープニングタイトルではないですか!感激です!!ということは、007を意識したようなスパイ・コメディなのかも知れません。
 PIXARはフルCGアニメの草分け的存在として成功を収め、「トイ・ストーリー」「バグズ・ライフ」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」と、常に人間以外の主人公を描いてきました。「Mr.インクレディブル」で初めて人間を主人公にします。しかもヒーローとはいえ、オッサンです。敢えてこの設定で新作に挑むというのが嬉しい反面、興行的に大丈夫だろうか、と一抹の不安を感じずにはいられません。

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2004.03.22

「ブラザー・ベア」 上映中にスクリーンサイズが変わった!

 「ブラザー・ベア」(ブエナビスタ)は、ディズニー・アニメの最新作です。熊に変身してしまった青年キナイが、ひとりぼっちの小熊コーダに出会い、旅を通じて生命の絆を深めていきます。
 ビスタサイズの画面で映画が始まり、キナイが熊に変身すると、シネマスコープ画面に広がります。こんな場面転換にはなかなかお目にかかれません。ファンタジーならではの演出に驚きました。魔法の世界はカラー、現実世界はモノクロという、素晴らしい場面転換を見せた名作「オズの魔法使い」を思い出します。ただ、映画開始時からスクリーンは既にシネスコサイズで準備されており、何も知らない私は映画館側がフレームサイズを間違えていると思っていました。できることなら、シネスコサイズに変わる時にスクリーン横の黒幕を広げる、という演出をしてほしかった。そうすれば効果はもっと大きかったはず。
 いつもながらシンプルなストーリーですが、オチがわかっていても涙を流させてくれます。キナイは東山紀之、長老オババのような役を森光子が吹き替え。大音響で流れる天童よしみの主題歌は心に染みいる歌詞で、紅白歌合戦でもぜひ歌ってほしいものでした。

「ブラザー・ベア」関連記事はこちら

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2004.03.21

「ションヤンの酒家」 料理に魅せられる中国映画!

 「ションヤンの酒家」(日本ヘラルド)は、「山の郵便配達」で一躍注目されたフォ・ジェンチィ監督の最新作です。屋台が集まる商店街を舞台に、小さな居酒屋を営む女性、ションヤンのたくましい生き方を描きます。
 この作品の命は料理です。中華包丁で食材を刻む音から映画は始まります。湯気がジュワ~ッと昇り、中華鍋で調理するときの音が小気味良いリズムを響かせる。ションヤンの酒家(みせ)の名物料理は鴨の首を炒めたもの。鴨の長い首をトントントンと、ブツ切りにし、調理していました。客は皆、この料理を目当てに店へ来ます。日本の中華料理店でもこの料理はあるのでしょうか?見ていると、とてもおいしそうです。
 物語は、庶民の集う商店街が宅地整理のために潰されるという方向へ進んでいきます。前作「山の郵便配達」も今回の作品も、失われつつあるものを大切に見つめようとする監督の思いが感じられます。郵便配達も居酒屋も、人と人とを繋ぐもの。中国独特の文化を見せてくれる、次回作も楽しみなフォ・ジェンチィ監督作品でした。

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2004.03.20

「ミッシング」 ロン・ハワード監督最新作は、愛のロードムービー!

 UIP映画より、GW拡大公開予定「ミッシング」の情報が届いたのでお知らせします!!

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 前作「ビューティフル・マインド」で、2001年度アカデミー賞の作品賞・監督賞など4部門を獲得したロン・ハワード監督の最新作です!「アポロ13」「身代金」、古くは「スプラッシュ」「ウイロー」「バックドラフト」など、娯楽映画のツボを知り尽くした感のあるロン・ハワードが、新たな感動をお届けします!!

ストーリー紹介
 1885年ニューメキシコ州、女手ひとつで二人の娘を育てる女医マギーの一家に誘拐事件が起こる。マギーは誘拐された長女を救うべく、憎んでいた父親ジョーンズにしぶしぶ協力を求めた。保安官も騎兵隊も頼りにならない状況のなか、マギーは幼い娘を連れ、和解できないジョーンズとともに、追跡の旅を始めるのだが・・・。

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作品データ
 スタッフ
  監督:ロン・ハワード、製作:ブライアン・グレイザー、音楽:ジェームス・ホーナー
  キャスト:ケイト・ブランシェット、トミー・リー・ジョーンズ、アーロン・エッカート、ヴァル・キルマー
 2003年度作品 UIP配給/レボリューション・スタジオ 2時間17分

ロン・ハワード監督について

名子役から監督へ、若き日の転身! 
 ロン・ハワード最新作ときては、私、だまっておられません。今年50歳となった監督ですが、芸能一家に生まれ、名子役からスタートしています。忘れられないのは10代の頃に出演したジョージ・ルーカス監督「アメリカン・グラフィテイ」(73)や、ジョン・ウェインの遺作「ラスト・シューティスト」(76)など。当時の芸名はロニー・ハワードでした。わりと薄味のおぼっちゃま風マスクながら、いかにもアメリカ青年という感じに好感を覚えたものです。監督デビュー作「バニシングin TURBO」は24歳のとき。なんと主演も兼ねています。その後は監督など、スタッフ一筋です。子役・青年俳優と、A級スターの地位を築きながら、監督業へと完全に方向を変えたことがスゴイ!監督デビュー作公開時の記憶はありませんが、2作目「ラブINニューヨーク」(82)公開当時、俳優のロニー・ハワードが監督していると知り、髪の毛が逆立つほど驚いた記憶があります。

監督作品の特色 
  ロン・ハワード監督初期作品は、「スプラッシュ」「ウイロー」「コクーン」など、ファンタジー色の強い作品が目立ちました。ところが「バックマン家の人々」(89)あたりから、“家族の絆”というテーマをとても大切にするようになります。その後の代表的な作品は「バックドラフト」「アポロ13」「身代金」、そしてひとつの到達点ともいえる「ビューティフル・マインド」など。いずれも“家族の絆”そして“アメリカ”を強く感じさせる作品ばかりです。それでいてアクション、サスペンスなど、娯楽映画としての楽しみを描くことも決して忘れません。どんな新作が公開されようと、最も安心と信頼をもって楽しむことのできる、現在では稀有な映画監督のひとりです。

新作「ミッシング」への期待 
 新作「ミッシング」は、19世紀末のアメリカを舞台にした、女性が主人公の物語。人間の絆が希薄になりつつある現代だからこそ、彼の描くテーマは多くの人に共感をもって迎えられるはず。今年のGWに一本選ぶなら、娯楽作品としても堪能できる、家族を描いた“愛のロードムービー”「ミッシング」をオススメします!!!!

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2004.03.19

「宇宙戦争」 S・スピルバーグ&T・クルーズがリメイク!

 1952年に製作されたSF映画の大傑作「宇宙戦争」が、S・スピルバーグ&T・クルーズのコンビでリメイクされることが17日に発表された。「マイノリティ・リポート」に続いてのコンビ復活!2005年後半からの製作開始だが、とにかく早く見たい!!!
 原作はH・G・ウエルズが1898年に発表した作品。1925年にパラマウントが映画化権を購入し、「十戒」のセシル・B・デミル、「戦艦ポチョムキン」のセルゲイ・エイゼンシュテインらに監督オファーしたものの、映画化には至らなかった。その後、特殊効果を最大限に活用して誕生したのが1952年の作品です。特殊効果部門でオスカーを獲得しました。なんといってもシルバーボディのエイ型宇宙船がメチャカッコイイ!デザインしたのは日系人の映画美術監督アルバート・ノザキ。残念ながら昨年末に亡くなられたが、この一作で映画史に名を残す人物になりました。宇宙船・エイリアンとも、フィギュアが出ないのは不思議です。
 原作は火星人対人間の物語だが、これまで宇宙人を友達として描いてきたスピルバーグが「宇宙戦争」を作ればどうなるのか?そして宇宙船、火星人のデザインや特撮シーンはどうなるのか?考えうる最強スタッフによるリメイクだ!!!

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2004.03.18

「ドッグヴィル」 ナレーターはこの人でした!

 「ドッグヴィル」(ギャガ)は、ニコール・キッドマン主演の最新作です。アメリカのある村で起こった事件を描きます。カンヌ映画祭では“無冠にして最大の話題作”だったとか。何しろ「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアーが監督ですから、並の映画とは全く違います。その覚悟は必要です。
 しかしこの作品、よくぞこれだけのスターを集めてくれました、と言いたい。ローレン・バコールにジェームズ・カーン、ウド・キアーとまでくれば、例えどんな作品だろうと興味をそそられます。そして、作品中の状況説明などのナレーションを担当したのはジョン・ハート。「エイリアン」一作目で幼虫が顔面に貼りつき、おなかを食い破られた人、といえばよいでしょうか。(古い?)顔は普通なのに、個性的な役ばかりする、私の好きな俳優の一人です。
 我々が普段、映画と思っているものとのギャップが大きい作品ですから、賛否両論になると思います。とにかく“この映画を見た”というだけで話題にしたくなる作品です。

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2004.03.17

「ホテル ビーナス」 ヒット曲の作詞家が脚本に兆戦!

 「ホテル ビーナス」(配給アスミック・エース、松竹)は、チョナン・カンを主人公にした日韓合作映画です。テレビ・雑誌での広告宣伝の勢い凄まじく、大ヒットとなっています。
 この作品の脚本を書いているのは、麻生哲郎。映画では馴染みがありませんが、本職はCMクリエイターで、CHEMISTRYの作詞も担当しています。「なっちゃん」「カロリーメイト」「アミノサプリ」のCM、「PIECE OF A DREAM」「Point of No Return」 の作詞などです。今回の脚本では、チョナン・カンをチャップリンのように捉えるところから書き始めたとか。そういえば、チョナンが周辺人物達の傷ついた心の動きに振りまわされていくという設定は、どことなく「独裁者」でチャップリンが演じた床屋を思い出させます。
 この作品は全編韓国語で、日本語字幕が出てきます。脚本は字幕の文字を意識しながら書かれ、日韓両国語が入り混じる、まるで対訳本のようなものになったそうな。日韓友好の掛け橋としても、大きく期待される一本です。

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2004.03.16

「世界の中心で、愛をさけぶ」 ヒットの法則に合格!

 「世界の中心で、愛をさけぶ」(東宝)は、片山恭一の大ベストセラー純愛小説の映画化作品です。
 これまで数十年にわたって映画を見てきたなかで掴んだ、私流ヒットの法則があります。予告編が上映された時、場内が静かになる作品はヒットする、という法則です。「千と千尋の神隠し」「踊る大捜査線」はもちろんのこと、「黄泉がえり」「たそがれ清兵衛」などがそうでした。通常、予告編上映時は場内がまだザワザワしています。ところが、観客の関心が高い作品は、場内がスーッと静かになるのです。
 「世界の中心で、愛をさけぶ」は、この法則に該当しています。昨年末ごろから予告が流れていますが、公開が近づくにつれて上映時の静けさが増しています。監督は「GO」の行定 勲、主演は大沢たかお・柴咲コウ、原作は大ブレイクの片山恭一。と、勢いのある人材が集まったこの作品、ますます期待が高まります。公開は5月8日。
 
 早くも大ヒットとなっています!!!!!

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2004.03.15

「デイ・アフター・トゥモロー」 このドラマは既に始まっている!

 「デイ・アフター・トゥモロー」(20世紀フォックス配給)の予告編を観ました。この作品は、地球温暖化によって世界中が天変地異に襲われる姿を、巨大スケールで描きます。監督は「ゴジラ」「インディペンデンス・デイ」「スターゲイト」のローランド・エメリッヒです。
 過去にも、地球温暖化後の世界を描いた作品はありました。「ウォーターワールド」や「A.I」などがそうですね。しかしこれまでの作品では、地球温暖化の恐ろしさそのものを描かなかったし、リアルに表現することは不可能でした。今回の「デイ・アフター・トゥモロー」では、大津波、嵐、旱魃など、異常気象によって壊滅する世界中の都市が、最新CG技術を駆使して描かれます。エメリッヒ監督には、相変わらず大画面のド迫力映像がお似合いです。
 地球温暖化は、我々経済先進国が便利・快適を求めるが故に発生する、二酸化炭素が原因です。年々、夏は暑くなり、冬は暖かくなっています。世界各地で異常が発生しています。遠い未来のことではなく、この恐怖は既に始まっているのです。公開は6月5日。

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2004.03.14

「ペイチェック」 ヒッチコック・タッチで迫ります!

 「ペイチェック」は、記憶を消された男が命を狙われる、サスペンス・アクションです。監督はジョン・ウー
 ベン・アフレック演じる主人公はシステム・エンジニアです。命を狙われるものの、その理由がわからない。この展開はまさにヒッチコックの名作「北北西に進路を取れ!」ですね。観ている側も、よくわからないけどドキドキします。追いかけられながら、少しずつ謎が解けていくところが面白い。マッチ、シャワー、鏡、鳥など、身の回りにある物を重要な小道具として使うのは、明らかにヒッチコック映画術です。謎解きサスペンスに、“逃げる”“戦う”“爆発する”のアクション映画三大栄養素を存分に散りばめ、ジョン・ウー風娯楽作品の味を満喫できました。(やっぱり鳩も飛びます。)
 俳優では、執拗に迫る殺し屋を演じたコルム・フィオールがいい!「北北西に進路を取れ!」で殺し屋を演じたマーチン・ランドーを思わせてくれました。

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2004.03.12

「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」ドラ・ムービーは「E.T.」の原点!

 映画版ドラえもんも、今年でついに25周年を迎えました。劇場ロビーでは過去25年の予告編がVTRで一挙放映されており、しばし釘付けになりました。
 記念すべき第一作は「のび太の恐竜」(1980)です。同名タイトルの原作に「野生のエルザ」の要素を加味した、涙なくして語れない作品です。当時、「1941」のキャンペーンで来日していたS・スピルバーグは、劇場をとりまく長蛇の列に興味を引かれ、「のび太の恐竜」を見て帰ったそうです。その2年後、「E.T.」の誕生です。E.T.と少年エリオットの交流は、恐竜とのび太の物語にどこか似ています。さらに3年後、スピルバーグは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をプロデュースしました。意地悪少年ビフはジャイアン、若き日のお父さんはのび太、そしてタイムマシンと、ドラえもんの要素が満載です。はっきりしたことは不明ですが、ハリウッド作品に大きく影響を与えていることは間違いないでしょう。
 こんな話しを書いていると、久しぶりに「ドラえもん」を映画館で見たくなってきました。

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2004.03.11

「レジェンド・オブ・メキシコ」 あの特撮映画のイラスト発見!

またも「レジェンド・オブ・メキシコ」から。冒頭、ジョニー・デップが酒場のバーテンに現金を渡す場面があります。その現金が入ったケースに、ある映画のイラストが書かれています。その作品は、ギリシャ神話を題材にした特撮映画「タイタンの戦い」。人形アニメ特撮の神様、レイ・ハリーハウゼンの引退作品です。書かれてあるイラストは、現在発売されているDVDのジャケットにもなっています。
ロドリゲス監督は、「スパイ・キッズ2」(シリーズ中の最高傑作です)でも、ガイコツ剣士など、ハリーハウゼン風キャラクターを多数登場させました。よほどお気に入りなのでしょう。でも、そんな遊び心がとても嬉しく、ロドリゲス監督を友達のように思ってしまいます。
ちなみにその他では「モンスターズ・インク」でも、ハリーハウゼンという名前の和風レストランが登場しました。

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2004.03.07

「レジェンド・オブ・メキシコ」 映画青年トトがマリアッチ役で登場!

 最近やたらと多い三部作最終章!「レジェンド・オブ・メキシコ」は、「スパイ・キッズ」シリーズのロバート・ロドリゲス監督による、マリアッチ三部作最終章です。メキシコを舞台に、欲望渦巻く男たちと復讐に燃えるマリアッチの、激しすぎるドラマが展開します。
 とりあえず出演者を見ただけで燃えました。なかでもジョニー・デップが儲け役です。冒頭からユニーク味を出しながら、ガン・ファイトではマカロニ・ウエスタンのヒーローと化します。濃い俳優陣に囲まれて目立ちませんが、バンデラスの仲間を演じたマルコ・レオナルディの出演も嬉しい!「ニュー・シネマ・パラダイス」で青年時代のトトを演じた俳優です。好きな女の子のために歌っていた映画青年トトが、マリアッチ&ガンマンとなって登場します。大きくなったなぁ~って感じです。
 ロバート・ロドリゲスといえば、タランティーノの弟分です。が、娯楽映画の快感の瞬間を刻む感性は、兄貴より上ではないかと思います。(タラちゃんはオタク度が高すぎてついて行けましぇん)単品でも十分に楽しめる、マリアッチ・シリーズ最強の最終章でした!

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「ナコイカッツィ」映像と音楽のイリュージョン!

 「ナコイカッツィ」は、映像と音楽だけで構成された、カッツィ・シリーズ三部作の最終章です。第一部「コヤニスカッツィ」=“バランスを失った世界”、第二部「ポワカッツィ」=“衰弱しきった世界”、に続く最終章のテーマは“戦争が日常と化した世界”。各タイトル名は、アメリカ先住民ホピ族の言葉です。怒涛の如く溢れるデジタル映像に吸い込まれ、大音響のオーケストラ音楽に全身を揺さぶられる90分でした。
 このシリーズをプロデュースする面々がスゴイ!フランシス・F・コッポラ、ジョージ・ルーカス、そして今回のメイン・プロデューサーはスティーヴン・ソダーバーグです。飽きる事のない映像の秘密は、彼らの協力の賜物でしょう。そして音楽を担当するのはフィリップ・グラスですが、「ナコイカッツィ」ではチェロ演奏者ヨーヨー・マが加わりました。時折奏でられるチェロの独奏に、思わず夢うつつになってしまいます。
 三部作といっても、一部と二部を見ておく必要は全くありません。第一部登場から20年が経ち、第二部「ポワカッツィ」は日本未公開です。この“映像と音楽のイリュージョン”は、ぜひ映画館で体験してほしい作品です。

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2004.03.06

「マスター・アンド・コマンダー」アカデミー受賞作のコンビが再共演!

 「マスター・アンド・コマンダー」は、「今を生きる」「トゥルーマン・ショー」のピーター・ウィアー監督最新作です。第76回アカデミー賞では、作品賞・監督賞などにノミネートされました。ラッセル・クロウを艦長とするイギリス軍の船が、2倍の威力を持つフランス軍の船に戦いを挑みます。全編を通じて一対一の戦いです。戦術と決断の難しさ、組織を動かすリーダーシップなどが丹念に描かれており、人間ドラマとしても大いに楽しめました。ビジネス研修にも使えそうな作品です。
 ドラマの中で、艦長と軍医の友情が大きなポイントになります。軍医を演じるのはポール・ベタニーという俳優です。「ビューティフル・マインド」で、ラッセル・クロウ扮する数学者ジョン・ナッシュの心の中だけにいる、架空のルームメイトを演じました。この作品は第74回アカデミー作品賞・監督賞などを獲得し、ポール・ベタニーは同作の共演者ジェニファー・コネリーと結婚してしまいました。ショック!!(ちなみにジェニファー・コネリーも同作で助演女優賞を獲得しています。)今回はおめでたい二人の再共演というわけです。

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2004.03.04

「ドーン・オブ・ザ・デッド」 新世紀版ゾンビの原点は?

 GW公開「ドーン・オブ・ザ・デッド」の予告編最新版を見ました。過激なホラー・シーン満載の作品のようです。ショッピング・モールでの人間対ゾンビの戦いなど、1978年版「ゾンビ」の設定を忠実にリメイクしています。
 ゾンビが初めて映画に登場した作品をご存知ですか?1932年製作「ホワイト・ゾンビ」(日本公開時タイトル「恐怖城」)というアメリカ映画です。私も未見ですが、ブードゥー教の儀式で蘇った死者を奴隷のように使い、事件を起こす殺人鬼の物語です。ゾンビといっても人間が白塗りをしているだけらしく、脇役扱いだったとか。まさに「ホワイト・ゾンビ」です。主役の殺人鬼を元祖ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシが演じています。
 その後もゾンビはブードゥー教儀式の賜物として度々映画に登場しました。ゾンビの定義を一変させ、現在我々が知るところのゾンビが登場したのは1968年「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」です。この作品で初めて、何らかの影響で死者が蘇り、人肉を食べ、噛まれた者も感染する、というゾンビが生まれます。単なるホラーではなく、SF的要素が加わりました。この作品は批評家から全く無視されたものの、深夜映画としてカルトな人気を得たのです。監督はジョージ・A・ロメロ。その10年後、同作品を自らパワーアップさせ、ゾンビ映画の決定版となったのが、1978年版「ゾンビ」です。残酷シーンもありますが、SFホラーアクションとして、何度見ても飽きない面白さです。
 今回の新作「ドーン・オブ・ザ・デッド」はそのリメイク。(ちなみにこのタイトルは1978年版の原題名です)どんなゾンビが登場するのか、怖いけどかなり楽しみです。

 「ドーン・オブ・ザ・デッド」関連記事はこちらこちら。さらにこちらこちらこちら

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 ホラー映画の傑作「テキサス・チェーンソー」関連記事はこちらこちら

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2004.03.02

「25時」 部屋に飾られた映画ポスターは?

 「25時」は、刑務所入りを24時間後に控えた男が最後の一日を過ごす物語です。限られた時間の中で、友達、恋人、父親との別れを惜しむ主人公を、エドワード・ノートンが渋く演じます。スパイク・リー版「アメリカン・グラフィティ」って感じです。どうってことない1日を描いているのに、心に残る味わいがあります。
 主人公の部屋には、映画のポスターが1枚飾られています。刑務所を舞台にした傑作「暴力脱獄」です。ポール・ニューマンが体制に屈しないクールな囚人を演じました。「25時」の主人公モンティが向かうのも刑務所ですから、何か含みがありそうな感じがします。そういえば、この主人公の名前モンティは、ハリウッド・スターのモンゴリー・クリフトにちなんで名づけた、と父親が語るシーンがありました。「地上より永遠に」で軍隊の上官に屈しないクールな兵隊役を演じた俳優です。
 単なる映画ポスターや些細な会話ですが、主人公に対するスパイク・リー監督の思いが感じられます。

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2004.03.01

アカデミー賞豆知識 オスカーって誰?

 今回のアカデミー賞予想も3勝4敗とあっさり負け越しました。主要賞は大本命の総獲りで、やや意外性に欠けた感がします!と、言えば言うほど負け惜しみですね。受賞結果はこちら
 ところで受賞者が手にする像を“オスカー像”って言いますが、今日はその由来の話しです。名前が付いたのは、1931年。アカデミーの事務員マーガレット・ヘリックが初出勤した際、像を見てこう言いました。
 “私のオスカーおじさんにそっくり!”
 これがきっかけで、アカデミー事務局の誰もが像のことを“オスカー”と呼び始めたそうです。その人は、カリフォルニア州で農家を営むオスカー・ピアスおじさん。もしも、“トムおじさん”だったら“トム像”、“ナウマンおじさん”なら“ナウマン像”か?と余計な事を考えてしまいます。他説もありますが、アカデミー協会もこの説を唱えています。第一回目の受賞式は1927年で、当初は単に“黄金像”と呼ばれていたそうな。ちなみにオスカー像のデザイナーは、MGMの美術監督セドリック・ギボンズという方です。

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